38・利他の心
私達がこうして真理をお伝えする理由は、あなたに利他の心を発現頂きたいからなのです。
利他の心は簡単には、発現出来ないのです。
それ程に私たちは未熟な存在なのです。
自然に利他の心を発現するために、浄化をされないさいと申し上げています。
浄化をするためには、まず、そのままに未熟な御自分の心を御覧なさいと、申し上げています。
利他の心とは程遠い、そのままのあなたの心をです。
それなくして、自然に大霊の心の発現など有り得ないのです。
そのままのあなたの心は、大変に未熟で、思わず飾りたくなられるでしょう。
しかし、飾る事は、本当の御自分を偽る事になるのです。
いいのです。そのままに未熟な御自分を、恐れることなく見られたら。
そのままの心が未熟で、間違いを犯されても、その結果をあなたが受け取り反省すればいいのです。
何度でも同じ間違いをされるのです。それは未熟なのですから、いいのです。
問題は動機です。その心です。
『偽り、出来ない事を出来るふりをする事』と、『出来ない事を一生懸命に挑む気持ちと行動』。
摂理・法則はその動機に対して正確にはたらくのです。
どちらが、本当にあなたに霊として成長になるか。
どちらが、利他の愛の発現への道のりとなるか。
表面的な物質的な基準に振り回されてはなりません。
そのままの未熟なあなたを、飾り、偽らないのです。
たとえ周囲の人がその違いにわからなくても、私達にははっきりと違いが見えるのです。
大霊の完璧なる叡智・摂理・法則も、間違いなくはたらくのです。
あなたのそのままの心は未熟で、利他の心と程遠い事を、しっかりと見つめるのです。
そこからが、浄化へと進む最初なのです。
逃げないのです。
大霊以外に完璧な人など居ないと何度も申し上げているではありませんか。
そのままに、あなたの素直な心の声を、聞くのです。
耳をふさぎ、聞こえないふりをしてはなりません。
勇気を持たれるのです。
動機が大切なのです。
本当の自己中心とは、そのままのあなたを偽る事なのです。