41・らせんの道のり。
螺旋。らせん。
あなたはどうような、らせんをお考えでしょうか。
伸びきったバネのような、線と線が離れた、らせんでしょうか。
真理の道のりの、らせんとは、そうではないのです。
きついバネが一番縮んだ時の様ならせんなのです。
線と線は隙間無く、一周しても位置の変化を感じられない、らせんなのです。
突然の目覚めはありません。
急激なの進歩、成長もありません。
と、何度も、何度も、霊訓、通信で繰り返し申し上げております。
真理の道のりは孤独で困難なのです。とも。
夢や空想を抱き、一度に何段も進めるような、お気持ちは不要なのです。
いつも似たような、間違いをおかしながらも、着実に小さな一歩を進むのです。
私たちは未熟だと、何度も申し上げております。
隙間の広いらせんを進むようには、進歩も成長も出来ない程になのです。
人と比べる必要などないのです。
誰もが、隙間の無いらせんを、一歩一歩進んでいるのです。
誰かは一度に多く進み、誰かは遅々と進む。そんな道のりではないのです。
それぞれが、それぞれに、進む道のりがあるのですから。
いつでも、厳然と完璧に、公平に摂理・法則ははたらいているだけなのです。
いったい自分は道のりを進んでいるのか、心配になる時があるかもしれません。
しかし、摂理・法則が未熟なあなたにも実感いただけるものを、用意してくれるのです。
あなたがらせんを進む度に、周囲が必ずあなたに実感出来る変化をいたします。
変化が無いのなら、あなたの努力が足りないのです。『あなたが』なのです。
道のりを進む事を拒む、あなたの自己中心な心と戦われるのです。
恐れと向き合い、見つめ、反省をされるのです。
らせんの道のりは、摂理・法則を信頼出来る自然な心もあなたにもたらすのです。
夢や空想は不要なのです。
出来る事から、順を追って、あなたはされたならばいいのです。
出来ない事を無理をし、偽っていても、道のりは遅れるだけなのです。
無理は犠牲なのです。
自然法則である、大霊の心にそむく事なのです。
真理の道のりとは、隙間の無いらせんを進む道のりだと、心に刻まれるのです。
一度に高く昇るらせんの道など決して無いのです。
一度に高く昇れると思うあなたの心を見つけたら、自己中心だと思われるのです。
真の未熟さ。真の謙虚さ。その事を知る道のりなのですから。