５・もどき通信２００２年９月２７日ぶん
前日届いた本物の通信の題名を巧妙にそのまま使った通信でした。
しかし前日の本物霊界から来た結論とはかけ離れた結論だったので、
すごく引っ掛かっていました。こんな漠然として『さあ、考えてみましょう』なんて
生ぬるい事を本物霊界通信は言うはずないのです。
そして、モドキ通信は長くなれば成る程誤魔化しが効かなくなって来て
ばれ易いって事もわかって来ました。
21・本物のプライドとは。
私が『あなたがお持ちのプライド・誇りとはなんですか。』とお訊ねしたならあなたは何とお答えになるのでしょうか。
それは地上の物質的な価値から来られる誇りではありませんか。
それではいけません。あなたは霊としての誇りを持たれるべきなのです。
その様に突然言われても、物質的な殻に厚く覆われたあなたの心では、お解かりにならないかもしれません。
一つずつ考えて参りましょう。
あなたは霊である事はご承知頂いていると言う所からお話し致します。
霊界をあなたは自ら望み、出発されております。
地上で霊のあなたが現在『地上的に実在』するのは、肉体があるからこそです。
その肉体を与えてくれたのは、一組の男女なのです。
あなたがその男女を両親と思われているか、いないかは今は問題ではありません。
まず霊体のあなたは二人の人のお陰で肉体を手に入れられた。という事実を認識されるのです。
肉体は霊のあなたの地上においての様々な事柄の実現に全て関わっております。
肉体が無くては、地上的に言うと存在しない事になるからです。
あなたの実感は肉体を通して実感されております。
肉体が無くては、霊のあなたは地上において全くの無力な存在だと言う事実を認識されるのです。
肉体は霊のあなたが与えるもので、維持出来るのでは無い事はお解かりですね。
様々な人の手を経て届いた、様々な物の命をあなたは食して維持しております。
肉体の維持ですら、霊のあなたは何一つ自身だけではされていないという事実を認識されるのです。
肉体の動かし方もあなたは他の多くの人々から学び教えてもらい、習得されています。
もしもあなたの周囲に人が存在しなければ、動物から学ばれていた事でしょう。
動物から学んだ肉体の動かし方は人間の肉体に適してはおりません。
人間の肉体に適した動きや食すものこれらは他の人々から霊のあなたは習得されている事実を認識されるのです。
肉体は霊のあなたが習得した指示に忠実に再現する努力を始め、常に指示通りの動きを致します。
霊のあなたはそれを当然と思われ、指示ばかりを肉体へ出し続けております。
連続した加減を知らない指示が続けば肉体は、物質的存在ですので限界が発生いたします。
霊のあなたは限界を知らない、不滅不眠不休の存在ですが、肉体は違うという事実を認識されるのです。
肉体が限界に達した時、霊のあなたから感謝とねぎらいの気持ちが贈られなければ物質的手段に頼ります。
物質的手段とは医療など様々な事柄です。それらも霊のあなたが用意したのではありません。
それらに関わる膨大な人や物のお陰だと言う事実を認識されるのです。
霊のあなたがこの地上に現れるための出産においても、霊のあなたの力だけではないではありませんか。
よろしいですか。霊のあなたはこの最も身近な肉体に関わる事ですら、何一つご自身では成せないのです。
大変に無力な未熟な存在だと、ご自身をお解かりになられましたか。
もう一度お考えなさい。
あなたがお持ちのプライド・誇りとは、自己中心な傲慢な事柄ではありませんか。
本物のプライド・誇りを持たれる為には、あなたの自己中心で傲慢な心の殻を浄化しなくてはならないのです。
ご自身がどんなに無力で未熟で謙虚であるべき存在なのかを、認識されていく事です。
それが浄化なのです。
浄化を重ね、等身大のご自身を見つめる。
そこから本当に大切にするべき価値や不要な価値もはっきりと致します。
その時にもう一度私はあなたにお訊ねをいたしましょう。
『あなたのプライド・誇りは何ですか。』と。
深く・深く・あなたの奥深くの心を見つめられるのです。