9・心の能力
心は素晴らしい力を多く秘めております。それは大霊の心が存在するからなのです。
心で感じ、心で発するものは、波動を生むのです。
波動は周囲へと、放射されてまいります。
心で何事も接する事が出来るならば、言語や習慣などの地上的な壁は消えるのです。
あなたが心でその人の言葉を聞くことをすれば、言語としては知らない言葉であっても、言わんとする事が理解できます。
相手の人があなたに、伝えたいという心の波動を出しております。あなたはその波動を心で受けて理解が出来るのです。
あなたが頭で聞き、頭で理解しようといくら考えても、知らない言語であれば、理解は出来ないものなのです。
心とは頭では不可能な事を、たやすく成し遂げる素晴らしい能力を秘めているのです。
この大霊より贈られし素晴らしい心の能力を、意識的にもっとご活用を頂きたいのです。
地上で呼ぶ死後は、肉体を脱ぎ去り霊としての生活が待っております。
霊としての生活は、この心の能力のみの生活なのです。
心で会話をいたします。心で動作の指示をいたします。すべて心で考えた結果がそのままあなたになるのです。
地上では心と頭で別々な事を考え、行動したところで多少の誤魔化しは利くものです。
それでも人々は具え持つ能力で、薄々は気がついて行くものなのです。
いつまでも誤魔化しは利かない。と申し上げたいのです。
地上時代から、心の能力を引き出し、心の通りの思考・行動を行う準備をして頂きたいのです。
肉体を脱ぎ去ってから、急に使えと言われても、それまでの習慣が抜けないで苦労をいたします。
使い方を知らないままに霊体となられれば、ご自分を神や守護霊だと、勘違いなさることにもなり兼ねません。
霊体となり、心のむき出しのご自分で、本能の赴くままに、大霊のお心とかけ離れた行動をとられるかもしれません。
それでは本当に困るのです。
地上時代から、心の能力を使い、活かして頂けたならば、あなたと守護霊の計画の達成も早いのです。
あらゆる地上的な価値についても、その過ちに気がつき、正すことが可能となるのです。
心の能力を活かす生活。それは霊主肉従の生活を意味いたします。
もっとも自然な容で、あなたが霊主肉従の生き方を出来る方法、それが心の能力を活かす事なのです。
心の備わっていない霊（人）はおりません。
誰もに当たり前に、心はあるのです。
あなたの中に心はあるのです。
大霊への感謝の心で祈りましょう。
私達は大霊のお与えくださった、愛の内在する心をまだまだ知り得ておりません。
内奥の心を知ることとは、大霊を知る旅路であると心に刻み、その歩みを休む事なくいたします。
大霊へと未熟な私達が歩み続けられますのも、大霊の愛のお心の導きがあるからでございます。
その導きを見失うことのないように、強い心で歩み続けたいと願うばかりでございます。
ここに大霊へ感謝の気持ちと、謙虚な気持ちを込めて祈りを捧げます。