16・「15」のお話しだけでは不足をいたしております。
この霊媒は大変未熟で物質的波動を持っております。
そのために伝えたい事の、わずかな量しか伝わらないのです。
通信において、全てを納得の行くかたちで終了出来る事は、これまで一度もありません。
それ程に波動が乱れやすく、１００％の通信はないという事をお伝えしなくてはなりません。
霊界の波動の者が地上に直接働きかけを出来るのならば、そのままにお伝えを出来ます。
しかし地上の波動に変えるのは、地上の波動を持った霊媒を使い、通信するしかなのです。
ですから、私共は何度も繰り返し皆さんにお願いをしているのです。
知性・理性で冷静に検証ください。と
その中から霊媒の物質的波動に阻害され、通信ではお伝えしきれなかった事をお話しをする機会もうまれます。
本日は、前章の通信ではお伝えしきれなかった、霊媒の未熟さゆえに言葉が足りなかった所をお話しいたします。
よろしいですか。霊訓は決してないがしろにしてもいい。という事ではありません。
常に真理の根底には、霊訓の通信があるのです。
その根底にある霊訓では、わずかなお話しに留まった事や、時代に合わせてさせていただいた説明があります。
霊訓ではわずかな話ししかされていないのだから、これは嘘である。
霊訓ではこう喩えがなっていたから、別の喩えは嘘である。
その様なとらわれたお心は必要ない。と申し上げたかったのです。
常に知性・理性で検証頂きながら読み進めて頂き、真理の根底の霊訓と繋がっているかを検証頂きたいのです。
治療家についても、何度も触れながら、私利私欲抜きの奉仕の心のみで行う事は必要だと説いております。
問題はそこを読み違えられた、治療家と名乗る人々なのです。
そして治療により魂が目覚められた患者は、治療家への依存心を持たないで、真理の道を進まれなさい。
と申し上げたいのです。
また医療的な支援をしております霊団もおります。
かつてのように、医療の支援を受けられないと言う人々は、地上から着実に減っております。
心霊治療家しか治療が出来ない訳ではないという事実もお知り頂きたいのです。
物的な手段の医療により、肉体の苦痛が軽減されたならば、自身で真理を学ぶ事は可能なのです。
患者本人が依存心を持っている限り、心霊治療であっても医療による治療であっても、効果は少ないと申し上げたいのです。
衛生状態・医療環境・飢えからの脱却
物質的な条件がこの地上でも随分とそろってまいりました。
それでも尚、心を迷わせ暗闇をさ迷う人々は増える一方ではないですか。
本当に悲しい事です。
あなたが外に求めて心を満たされているのでしたらよろしい。
真理は必要ではないです。
あなた自身が満たされないものを、心に抱えられているのならば、内奥に探すのです。
真理とは大変な苦難や苦痛を経なくては、手にする事ができないものだと何度もお伝えしております。
簡単に誰かの手から、あなたへと手渡されるものではないのです。
ご自身の手で確かに掴み取っていただかなくては、真理とは言えないのです。