3・霊感の自覚を持った日
すっかり月日は流れて１８歳遊び盛りのヤンチャ盛りの事でした。
ちょこちょこと不思議な事はあったけど、まあ気のせいと思ったり忘れたりで楽しく毎日
遊びまわっていました。で、友人運転の車に乗ってた時です。私は助手席。時間は昼。
峠道ですんごい渋滞に巻き込まれて５ｃｍ進んで止まる状態でした。
最初は話しもしてたけど、うんざりでお互いダンマリ。
左手に崖とガードレール、右は対抗車線の向こうに切り立った岩の壁。
クニャクニャ曲がった道が下からここまで見える見晴らしのいいとこに来ました。
する事ないし、景色眺めてたら、なんと！渋滞した車とガードレールの間の狭いとこを
白いランニングシャツ＆パンツのおじさんがジョギングしてきます。
上り坂だし、苦しそうにハァフゥハァフゥってゆっくり、チキチキ走ってます。
ひとり「あぶねぇぇなぁあ。車止まってるからいいけど走ってるとじゃま！」って見てました。
トウトウ私の横を通り過ぎました。思わず声出して「あぶねぇぇなぁぁ。」って友人にボヤキました。
「はぁぁ？！何言ってんのぉぉお？」が友人の返答。ちょっとムカって来たけど優しく
「だぁかぁらぁ〜さっきのジョギングおっさん！」と姿カッコウも伝えました。
「あんたねてたんじゃない？！助手席でぼぉぉっとしてりゃあ、寝るわな！」って友ヤツアタリ。
バリバリ起きてた私と友人は、お互い渋って（渋滞のコトです当時使ってた）イライライもあって
「ジョギングおっさん」でしばらく言い合いになりました。
一歩もお互い引かず、じゃあなんなんだ？ってコトになり、もしかすると今までもあんたは
不思議なコトあったから、私には見えない何かが見えるんじゃないか。と友人は結論出しました。
これでホントに自覚出来て、それからは道端に人が居ても、『前の車や対向車が避けない＝
他の人には見えない存在』と思って急ブレーキしないとかちょっと視点変わりました。
彼女とはその後も怖い目に（彼女が）あったりして、私のセイだと言われます。
あんたと居る時だけ、見えないはずのモノが見えたり、霊体験する！って。