53はカノンさんからのメッセージです。コレワタ52に付随して、特別寄稿です。
53・ああ、勘違い！
私は、シルバーバーチの霊訓に出会い、心の道場さんのHPへ行き、ニューズレターを読んで、
すっかり、自分は最高の教えに出会えて、最高の波動を享受できるのだと、思い込んでしまいました。
しいて言えば、霊的世界の大学院に入ったような錯覚をしてしまったのです。
シルバーバーチの霊訓が最高だから、その霊訓に出会え感銘している自分は、
時期のきた人間で、特別意識や優越感すら少し感じてしまったのでした。
そして、守護霊様からの導きを感じるようになり、きっと、スピリチュアリストと呼ばれる人たちは、
このように守護霊様に導かれ、多くの人のために役立つ生き方をしているのだと思いました。
私も、その人たちの仲間になれて、スピリチュアリズムを広めていくために、奉仕していくのだと思いました。
まるで、新興宗教のようですね。
しかし、いろいろなスピリチュアリストと呼ばれる人たちを見つめていくうちに、？？？となっていったのです。
マザーテレサを始めとして、霊訓を読まなくても、霊的真理を実践している人たちは、たくさんいます。
考えてみると、死んで霊となって、幽界で迷っているのではなく、霊界に行っている霊ならば、
霊的真理など、当然のことではないでしょうか。
魂がもう分かっているのに、改めて霊訓など、学ぶ必要もないわけです。
学ばなくても、人のために役立つ生き方ができるのですから。
霊訓を読んで、こういうものなのかと理解しなければ、分からない未熟な自分。
自分の心の殻に翻弄されていて、良心の声も聞き分けることができない自分。
心の奥から、人のためにと行動できず、自己中心の中で生きているからこそ、
この霊訓が必要なのだと、つくづく感じるようになりました。
霊的真理を学んでから３年間、どうして霊訓を読んでいるのに・・・と思うことがたくさんありました。
それも今なら理解できます。
私は、始めの頃、霊訓を読んでいる、というだけで、心の段階が進んでいる、
素晴らしい人だと勘違いしていたのですから。
シルバーバーチの霊訓・・・本当に霊界通信の中では、最も純粋で素晴らしいものです。
私は、この生で、しっかりと学んでいきたいと思っています。
そして、次の生では、霊訓を読まなくても、自然に、人のため、
動植物のため、環境のため、になれるような人生を歩みたいと思います。
本当に、霊訓の位置付けを間違えると、とんでもないことになるのだと、つくづく思いました。