84・人へ何かをする・・・・。
無心で何かをする。
それは誰のためとか、そんなんじゃなく。
ただ、ひたすらに一生懸命にやってる。評価とか価値とかも、一切ぬき。
ぶっちゃけて言えば、やっている最中は周囲から見たら『バカ』みたいな事だったり、無価値のこと。
それでも一心に、真摯に、続けていたなら、その姿を人は見て、見つめ続けて、いつか、価値を感じる。
そして、いつの間にか、あなた自身気がつかない内に、人があなたのやっている事を必死で見る。
知りたい。教えて欲しい。自分もデキルようになりたい。と、あなたへとやって来る。
これが、本当の欲の無い『人へ何かを教えられる』絶好の機会・チャンスなのだと思うのです。
人を教えたい。人を気付かせたい。人を教え導きたい。そんな間は決してあなたに教える機会は来ない。
自分自身が無心に、無欲に、真摯に打ち込む時間を持てない者に、人へ伝えられる事など無いと気付くまで。
誰にでも自由意志があるのです。教えて欲しい。と思うまで知りたくないものなのです。
自分で自分を中へと、内へと見つめる時間をまず持つ事が先なのです。
何かを一生懸命にやってみてください。自分との戦いの時を持ってみてください。
いかに、もっと上手くなってやる。もっと強くなってやる。
と、やっている最中ほど上手くも、強くもならない事を実感してみてほしいのです。
多くの余分な欲が強く、強く、大きくなっている時の自分は、思ったほどに学べていないのです。
ずっと失敗が続くでしょう。焦りや、苛立ちも増すかもしれません。りきみだけが残るかもしれません。
そんな自分を無心とは程遠い、欲が深い存在だと、その時に初めて実感できます。
欲で何かをやっているあなたに人は『教えてほしい』と魅力を感じないものです。
無心の人は、無心だからこそ
人に何かを教える機会が巡るのです。
そこまでに自分で、自分の弱さや、欲の深さをしっかりと見つめているからです。そして越えているから。
誰にも、何も、反応も、評価も、されないことを
あなたはやり続けられますか?
ずっと真摯に自分自身と戦いながら、無心を探して旅を出来ますか?
その旅の先に、やっと何か人にしてあげられる機会が巡ってくるものなのです。
これをして、人に何かしてあげたい。そんな間は何も教えてあげられない自分なのです。
上手くなりたい。ものにしたい。
そこを越える気持ちを知らなくては、人へ何かを・・・・と言う機会は来ないでしょう。
あなたの欲に人を巻き込むだけでしょう。
外へと目を向けて、自分自身から目をそむけないのです。
勝負や、成績や、様々な結果、それらに気持ちがある限り、
本当の『無心な教えや学び』は無いのです。
まず、自分自身がその事を体験し、体感しなくては、人へと順番はならないものなのです。
教えたい・導きたい・気付かせたい・会得したい・・・・・・
あなたの欲なのです。
無心こそが最も物事を多く学べる時だと、教えてもあげらるのだと
あなた自身がまず自分で知る事が先なのです。